優しい味
2007/04/20
本日の夕飯は『筍ごはん』

母の友人から届いたものだ。
今は即日配達というものがあって、今朝作ってくれた春の味が
今夜、我が家の夕飯となった。
この筍ごはんには、特別な思い出がある。
平成10年の4月。 父がこの世から去っていった。
肉親を送り出す初めての経験。
当たり前の事だが、葬儀を出すにあたって何もかもが初めてで
人が亡くなる事ってこんなにも大変なんだ・・・と実感した。
もちろん親戚の叔父・叔母には助けられたものの
来てもらっている間はこちらで接待もしなくてはならない。
全てが終わり一同が帰って行った時は、正直ホッとした。
「やっと3人になれたね・・・」と母と弟と気が抜けたように
座り込んだ時、家のチャイムが鳴った。
玄関先には母の友人が風呂敷包みを抱えて立っていた。
筍を貰ったから作ってきたの と言って、その人は父に手を合わせ
私達の体を気遣いながら早々に帰って行った。
1時間以上もかかる所から来てくれたのに。
殆ど食事が喉を通らなく、食べたくもなかった葬儀の数日間だったので
この筍ごはんを戴いた時には嬉しさと感謝と悲しさとが
複雑に絡み合って、泣きながら3人で食べた。
凄く美味しかった。
今日、荷物と一緒に添えられていた手紙。
京都の友人から筍が送られてくると、父が亡くなった季節だったなと思い出してくれるそうだ。
9年振りの味。
優しい味だった。

母の友人から届いたものだ。
今は即日配達というものがあって、今朝作ってくれた春の味が
今夜、我が家の夕飯となった。
この筍ごはんには、特別な思い出がある。
平成10年の4月。 父がこの世から去っていった。
肉親を送り出す初めての経験。
当たり前の事だが、葬儀を出すにあたって何もかもが初めてで
人が亡くなる事ってこんなにも大変なんだ・・・と実感した。
もちろん親戚の叔父・叔母には助けられたものの
来てもらっている間はこちらで接待もしなくてはならない。
全てが終わり一同が帰って行った時は、正直ホッとした。
「やっと3人になれたね・・・」と母と弟と気が抜けたように
座り込んだ時、家のチャイムが鳴った。
玄関先には母の友人が風呂敷包みを抱えて立っていた。
筍を貰ったから作ってきたの と言って、その人は父に手を合わせ
私達の体を気遣いながら早々に帰って行った。
1時間以上もかかる所から来てくれたのに。
殆ど食事が喉を通らなく、食べたくもなかった葬儀の数日間だったので
この筍ごはんを戴いた時には嬉しさと感謝と悲しさとが
複雑に絡み合って、泣きながら3人で食べた。
凄く美味しかった。
今日、荷物と一緒に添えられていた手紙。
京都の友人から筍が送られてくると、父が亡くなった季節だったなと思い出してくれるそうだ。
9年振りの味。
優しい味だった。
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僕なんかが簡単に書いていいのか?わかりませんが。
お父様のご冥福をお祈りすると共に、優しい味の筍ご飯味わってくださいね!
季節の変わり目、お体もご自愛くださいませ!
ありがとうございます (*^・^*)
優しいキーヤンさんのコメント
嬉しいです♪